訪問販売の手口とは?知っておくべき対策と断り方。【一人暮らし向け】

私は気が小さくて、訪問販売がすごく苦手でした。

突然の知らない訪問者に、良いことなんてありません。

例えば、イケメンが「最近隣りに引越してきました」なんて訪ねてきたことは一度もありません。可愛い子が「肉じゃが作りすぎちゃって…」なんて訪ねてくることもまずありません。

初めて一人暮らしをした時は、インターホンが怖くてビクビクしてたけど、長年一人暮らしをしてきたおかげで、だいぶ慣れることができました。

今回は、訪問販売のよくある手口や、対策と断り方について紹介していきたいと思います。

【体験談】私の部屋に来た招かざる訪問者たち

【ケース①】新聞の勧誘


大学生になって初めての一人暮らし。


四月になり新生活が始まったばかりの頃に、


その男はやってきた。


「こんにちはー、この地区を担当しております。ご挨拶に伺いました」


当時の私には何も警戒心がなく、普通に玄関を開けてしまう。


すると現れた男は玄関に足を入れてきて、ドアを閉められないようにした。


年齢は私より4~5歳上くらい。表情は笑顔なんだけど、髪は金髪で厳つい感じ。


開けてしまったことに後悔したし、すごく嫌な予感がした。


「こちらは、アパートの皆様に配っております」


そう言って男は、いきなり洗剤と箱のティシュペーパーを差し出してきた。


「えっ、いいんですか!?」と私が訪ねると、


男は「もちろんです♪」と笑顔で答えた。


当時の世間知らずで単純な私は、


「あれ、この人もしかして良い人かもしれない」


なんて思い始めていた。


少しだけ他愛もない談笑をした後、


唐突に新聞の勧誘トークが開幕した。


断るということに慣れていない私は、


ついつい話を聞いてしまう。やたら褒めてくる。


でも、本気で新聞を取るお金の余裕なんて1ミリも無かった私は、


「無理です…」と、なんとか頑張って断り続けた。


「三ヶ月だけでいいから!お願い!」と、


相手は敬語で話すことすらしなくなっていた。


私も疲れて「本当に無理です」を連呼していると。


男の態度が豹変した。


「おーい、この時間どうしてくれんねん!」


「ほんま最悪やな」


最初に渡された洗剤とティッシュペーパーを私から雑に回収し、


「チッ」と舌打ちして、ドアをおもいっきりバタンと閉めて去っていった。


その日は怖くてずっと泣いてました。


【ケース②】宗教の人


ある日、部屋でボーっとしていたらインターホンがなった。


「ボランティアでこの辺りを周っております」


女の人の声だったし、ボランティアなら変な勧誘ではないだろう。


そう思って私は玄関のドアを開けた。


すると、わりと年配の女性が2人立っていた。


「聖書のことはご存知ですか?」


片方の女性がそう言うと、


書物を片手に、柔らかな口調で何やら語り始めた。


内容は全く意味がわからなかったし、


直観的にこれ以上聞いてはいけない気がした。


「すみません、興味ないですー」


と言って、ゆっくりとドアを閉めた。


それ以降来ることはなかったし、


特に何も害がなかったのは良かった。


【ケース③】水道局の方から来た人


ある日、部屋でボーっとしていたらインターホンがなった。


「水道局の方から来ましたー」


水道局?何だろう?と、玄関を開けると、


作業着を着た男の人が立っていた。


何やら水質の検査をするとのこと。


男が「水道水をコップに入れてきてください」言うので、


受け取ったコップに水道水を注いで男に渡した。


男が何やら粉を入れると、


コップの水はみるみると黄色っぽく変色していった。


「これはヒドイ。こんなに汚い水を飲んでいたとは…」


「すぐに浄水器をつけないと、あなたの体が大変なことになってしまう」


と、男は言った。


いやいや、私はこの部屋にもう1年以上住んでいて、


ずっと、この水道水を使い続けている。体には何も異常はない。


こいつは怪しいと思った。


私は「ちょっと待っててくださいね」と席を外して、


ネットで「水道局 浄水器 詐欺」と検索してみた。


すると今の私の状況が、検索結果に出てくる出てくる。


コンビニの天然水を渡しても、水が濁るよって書いてある。


うん、やっぱり詐欺だ。


案の定、男は水道局の人間ではなく、


水道局の方(方角)から来た、悪徳な浄水器の訪問販売だった。


「必要ありません」と、きっぱり断って帰ってもらった。


慣れないうちは対応に苦労したよ…。

その経験が今に繋がってると思うんだにゃ。

知っておくべき訪問販売の手口とは?

最初に自分が何者なのかを伝えてこない

多くの営業マンは、いきなり自分の目的を伝えようとはしません。

何とか玄関を開けてもらうために、「挨拶に伺いました」とか「簡単なアンケートにご協力ください」とか、少しなら話を聞いてもいいかなと思わせる所から仕掛けてきます。

逆に「宅配便です」とか「NTTの者です」とか、嘘をついて玄関を開けさせようとする悪質な業者もいます。

営業マンは巧みな話術で断りにくい環境を作り上げてから、本題のセールストークに切り替えてきます。

わざと聞き取りにくいようにしゃべってくる

インターホンに出ると、わざとモゴモゴと聞き取りにくいように喋ってくる業者もいます。

「何を言っているのかよくわからない」というと、ドアを開けさせようと玄関に誘導してくると思います。

こういうのは面倒くさいだけなので、すぐにインターホンを切って無視するのが一番です。

こちらに話す隙を与えてこない

訪問販売の営業マンは、こちらに断る隙を与えないように、次から次へと質問やトークを繰り広げてきます。

話を聞いてしまうと相手の思うツボなので、早い段階で無理やり割り込んでキッパリと断ることが大事です。

最初に簡単な要求をお願いしてくる

おそらく最初の要求は、物凄く簡単なところから攻めてくる思います。

例えば、「3分だけ話を聞いてください」とか、「名刺だけでも受け取ってください」とか、「チラシを置いていってもいいですか?」とか。

これは段階的要請法といって、徐々にハードルを上げることで、本来の要求(商品を買ってもらう)が通りやすくなるという営業でよく使われるテクニックです。

さらに最初の要求を受けると、営業マンは「ありがとうございます!」とお礼を言ってきます。これも、先に感謝をされてしまうと断りづらくなるという心理的な作戦だったりします。

訪問販売のセールスは、最初の要求の時点で断るのが一番大事です。

どうでもいいような質問をしてくる

営業マンの質問は、一見どうでもいいような問いかけでも、実はしっかりと計算されてたりします。

例えば「最近調子はいかがですか?」なんて他愛もない質問から始まって、「お疲れじゃないですか?」って話になって、最終的には「ぐっすりと眠りたいですよね?」って問いかけられるかもしれません。

「はい、ぐっすりと眠りたいです」なんて答えちゃうと、それはもう相手の思惑通りです。そこから布団の説明が始まります。「ぐっすり眠りたいです」と宣言をしたことで、心理的に断りづらくなってしまうのです。

初めに何かを渡そうとしてくる

新聞の勧誘などでよくありますが、初めに何か粗品のようなものを渡してくる手法。

返報性の原理とも呼ばれていて、人は相手から何かをしてもらったら、お返しをしなければならないという感情を抱くという心理です。

訪問販売だけではなく、街中の配られるポケットティッシュ、手渡される無料サンプル、スーパーの試食なんかも同じような手法として挙げられます。

絶対に何か返さなきゃって感情になるわけではありませんが、何かを貰ったことに対して悪い気分はしないことの方が多いですよね。

訪問販売の対策と、効果的な断り方は?

【対策】知らない人には玄関のドアを開けない

基本的にすべてインターホンで対応します。

知らない人に対しては、絶対に玄関のドアを開けないのが鉄則です。どうしても開けて確認しなければいけないときは、しっかりとチェーンをかけてから開けるようにしてください。

予定のない宅配便

宅配便の場合も明らかに届く予定があるのならいいですが、そうでなければ差出人をちゃんと確認するようにしてください。

差出人に全く身に覚えがなければ、荷物を受け取る必要はありません。相手は訪問販売で、とっさに考えた適当な名前なのかもしれません。

点検関連のアポなし訪問

ガスや水道などの点検関連も、基本的には事前に連絡がある場合がほとんどです。アポなしで点検に来た場合、メンテナンス商法・点検商法といった訪問販売の可能性があります。

突然点検に来たのであれば、きちんとどの会社なのか聞いてから「今日は都合が悪いので」と言って後日出直してもらうようにしてください。

その後に管理会社に電話して、本当に点検があるのか確認した方が安心です。

訪問販売や勧誘お断りのステッカーは貼らない

ステッカーを貼っているということは、逆に直接断るのが苦手な人が住んでいるというアピールになってしまいます。そういう場所をあえて狙う悪徳業者もいるようです。


【断り方】インターホンでの断り方

インターホンで怪しい人物が出たとき、まず「営業ですか?」と聞いてみてください。

「営業です」と答えが返ってきたら、「必要ありません」と言ってインターホンを切れば大丈夫です。

営業で来てるのに嘘をつくのは、特定商取引法の「不実告知」にあたります。なので悪徳な営業でもなければ、これだけでなんとかなることが多いです。

断る時は曖昧ではなくハッキリと

断り方が弱々しかったり、曖昧な感じだと、押せばいけると思われて後日またやってくる恐れがあります。

「結構です」とか「いいです」とかは、都合のいいように解釈されてしまうかもしれません。「今忙しくて」とか「今から出かけるので」っていうのも、その場しのぎであって後日また訪問される可能性が高まります。

断るときは明るくハッキリと「いりません」「必要ありません」と言って、それ以上話を聞かないのがベストです。

質問には一切答えない

訪問販売の手口のところでも話しましたが、どんな質問でも答えれば答えるほどこちらが不利になります。質問の内容云々ではなく、受け答えたという事実がさらに断りにくい環境を作ってしまいます。

居留守を使う方法

もしハッキリと断る自信がないという方は、居留守を使った方が安心かもしれません。モニター付きのインターフォンで相手を確認して対応できるようにすると、居留守の使い分けがしやすいのでオススメです。

ただし、インターホンの回数が不自然に増えたり、知らない人物がマンションの前をうろついてるとか違和感を感じるときは、空き巣が下見をしている可能性もあるので注意が必要です。

逆恨みされるような態度で対応するのはNG

いくら訪問販売が嫌いだといっても、高圧的な態度だったり、ふざけた対応はしない方がよいです。しつこくドアを叩かれたり、後で嫌がらせされる可能性もあります。

営業マンは断られるのには慣れていますが、相手も1人の人間なのであまりにも見下したような対応をすると頭にくるでしょう。そういうのはやめた方がいいと思います。


悪質な訪問販売の場合は?

例えば、ハッキリ断っているのに全然帰らないとか、度々ドアを叩いたりガチャガチャしてくるとか、そういった悪質な業者の場合もあるかもしれません。

会話を録音する

そういうときはボイスレコーダーを用意して、インターホン越しに会話を録音するようにしてください。iPhoneであればボイスメモのアプリでも代用できます。

「会話を録音させてもらいますね」というだけで引き下がることもありますし、録音した音声は相手の違法行為に対する証拠にもなります。

特商法違反だと言う

断ったのに何度もしつこく訪れる訪問販売には、特商法(第3条の2)「再勧誘の禁止等」という法律があります。断った相手に対して再度勧誘してはいけないという内容です。

「特商法違反なので、消費者センターに通報しますよ」と言えば、もう来なくなると思います。それでもしつこく来るようであれば通報しましょう。

(参考:特定商取引法ガイド

警察に通報すると言う

帰ってと言ってるのに全然帰ってくれないときは、「不退去罪で警察を呼びますよ」と言ってみましょう。訪問販売業者も余計なことに時間をとられるのは嫌なので、これで帰ってくれることが多いです。

それでも帰らないようであれば、こちらの身の危険もあるので警察を呼んで対応してもらいましょう。

私は訪問販売に対してこうやって対処しています

普段の対応

私の場合は、基本的にはインターホン越しに出るようにしています。出なかったら誰だったんだろうと、なんか気持ち悪くなるので…。

「挨拶に伺いました」とか「アンケートにご協力ください」とか、何を言われても即座に「営業ですか?」と聞いて、「営業です」と答えたら「必要ありません」と言ってインターホンを切ります。

その後は、インターホンがなっても無視します。

こちらの「営業ですか?」の質問に対して、明確な返答がなかったり、曖昧に返されたりしたら、「手短に用件をお願いします」って言います。

要件を聞いて必要なければハッキリと断ります。

相手が長々と話を続けてきても、営業だと分かれば話の途中でも「必要ありません」と言ってガチャっと切ります。無駄に話を聞いても、断りづらくなるだけです。

再訪問の業者

うちにはワイヤレスのドアモニターを取り付けているので、再訪問の業者だと分かったら居留守を使います。特に電気を消したり、TVの音量を下げたりしません。

こちらが相手にしないと分かったら、そのうち来なくなりました。

最後に一言

相手も大変だろうけど、無理なもんは無理なんです。