内見で失敗しないための心構え【誰と行く?持ち物やポイントは?】

内見とは、お部屋の内部見学を略した言葉だよ。

内見なんて面倒だって人もいるかもしれませんが、お部屋探しで失敗しないためには欠かせないと思っています。

最近ではVR内見っていうのもあるけど、それでもやっぱり物足りないです。

共用部分を確認したりして、ある程度のその物件の住人のモラルを知っておきたいですし、周辺環境などは実際に足を運んでみないと分かりません

今回は、内見のときに必要な持ち物やチェックリスト、心構えなどを紹介していきます。私が飛び込みで内見したときの体験談も、物語風に綴ってます。

内見は一人で行く?誰か連れていく?

初めて内見に行くのであれば、担当者のペースにのまれないように誰かを連れて行くのがオススメです。

特に若い人が一人で不動産屋に飛び込むと、かなり高い確率でなめられます。(経験済み)

ただし、連れて行くのは誰でもいいってわけじゃありません。同行してもらう相手によってはマイナスになってしまう事だってあります。

私が思う、一緒に連れてっちゃダメな人

内気で人の意見に流されやすいタイプ

  • 不動産の担当者が言うことを、全て信じ切った目でこちらを見つめてくる。
  • 「○○ちゃんが良いと思うなら、それでいいと思うよ」と、何も自分の意見を言ってくれない。

調子がいいお人好し者タイプ

  • 一緒になってふざけたり、「キャッキャ」言ってたら、不動産からの印象が悪くなって良い物件を紹介してもらえない。
  • 微妙な物件でも「私はありだと思うよ♪ここに決めちゃいなよー!」と担当者と一緒になって契約を勧めてくる。

ちなみに私は、内気で人の意見に流されやすく、褒められるとすぐ調子になるタイプです。

連れてっちゃダメなやつや…。

もし誰かに同行してもらうなら、親だったり、ちゃんとした意見を言ってくれる人を選ぶことをオススメします。

初めての時は母親と一緒に内見しました。おかげで我に返って冷静に物件を選ぶことができました。もし一人で内見に行っていたら、私は恐らく外観だけで高い物件を選んでいたでしょう。

内見に行くときに便利な持ち物

とりあえず内見は初めてでよくわからないという方は、以下のような物を準備しておくと役立つと思います。私は即日契約はしないので、契約に必要な印鑑や書類等は持っていきません。

スマホ

内見するときに、メモ機能に自分の希望条件や担当者に聞きたいことなどをにまとめておくと、すぐに見ることができて便利。さらに気になったことも随時メモに残します。

後で見れるように、部屋全体を歩きながらグルっと動画で撮影しておきます。気になる部分は個別に写真を撮っておきます。

筆記用具

図面は不動産屋が用意してくれると思うので、そっちに書いた方が分かりやすい情報(メジャーで計った採寸とか)は、スマホではなく直接図面に書き込みます。

メジャー

持っている家具や家電がきちんと置けるのか、もしくはこれから購入する家具・家電のためにメジャーを使って採寸します。

特に洗濯機置き場と冷蔵庫を置くスペース、玄関の幅も測ってベッドがちゃんと入るのかも確認すること。

ビー玉

物件が傾いてないかのチェック用。傾いてる物件なんてそうそう無いと思うけど、念のため。

おもむろにビー玉を取り出して床に置くのは、ちょっぴり恥ずかしい。

不動産会社に行くときの心構え

不動産会社に行くときは、以下のことを心に留めておくと良いと思います。

事前にちゃんと予約を入れておく

飛び込みで直接不動産屋にいくと、よく調べてない初心者の客だと思われて、なめられやすいです。

事前にきちんと予約を入れて、ネットで見つけたお部屋の情報や希望する条件などを伝えておきましょう。

内見は1日に3~4件が限度

店内で内見する物件を紹介してもらってから、実際にお部屋を見せてもらうのが一般的な流れです。

内見可能な時間はだいたい10時~18時くらいまで。移動時間とかも含めて、1日で内見できる件数は3~4件というのが私の印象です。

希望する条件はしっかりと伝える

希望の家賃・設備とか駅までの時間とかもそうですが、近くに安いスーパーがあるかどうか、学生が多いマンションじゃない方がいいとか、ネット環境が必要とか、細かいところもきちんと伝えておきましょう

ただし、全ての条件に合う物件というのは難しいので、妥協できるところはスパッと妥協しましょう。

悪い印象を与えないようにする

不動産屋に物件を紹介してもらうとき、こちら側の印象も結構重要です。なぜなら、こちらの印象次第で良い物件を紹介してもらえる可能性があるから。

例えば、公開していない人気の自社管理物件があったとしても、担当者は印象の悪いお客さんに紹介しようとは思わないでしょう。

変な入居者と契約すれば、せっかくの人気物件もイメージが悪くなりますし、大家さんと管理会社との信頼関係も崩れてしまいます。

張り切りすぎない、緊張しすぎない

「早く住む部屋を決めたい」という思いはあるかもしれません。ですが物件選びは、周りが見えなくなってしまうと失敗してしまう事が多いです。

不動産会社は1つではありません。良い物件を紹介してもらえなかったり、担当者が自分には合わないと感じたら、次は別の不動産会社で探せばいいだけです。

あくまでも賃貸であって購入するわけではないので、肩の力を抜いて楽な気持ちで内見に臨んだ方が、冷静に自分に合ったお部屋を探せるかと思います。

まあ、担当がイケメンだったら、別の意味で緊張するよね!

爽やかで清潔感のあるイケメンに弱いんだにゃ。

お部屋の内見で確認すべきチェックリスト

お部屋の中

日当たり・風通し

オススメ順は(南向き>東向き>西向き>北向き)。窓の外に背の高いビルがあると、日当たりも風通しも悪くなります。

エアコンの年式

エアコン付き物件であれば、年式は確認しておきましょう。あまりに古いと、電気代が高くなるだけでなく、点けたときにカビ臭い匂いがすることもあります。特に2010年より前の年式であれば、ちょっと危険な感じがします。

内見の時にはエアコンは動かせない(電気が止まってる)ので、年式の古さが気になったら担当の方に相談してみてください。

コンセントの位置

家具と家電をどこに置くのかイメージして、コンセントの数や位置に問題ないのかを確認しておきます。

部屋のサイズを測る

特に洗濯機置き場や冷蔵庫を置くスペース、どれくらいの家具の大きさなら入るのか玄関の幅も測っておきましょう。


共用部分

郵便受けの状況

郵便受けの周りが散らかってるのは、管理が行き届いてないですし、住人の環境も不安です。

あとは、郵便受けにチラシで溢れかえっている数が多いと、空室が多いのかなと気になります。空室が多いマンションは、何か良くない理由があるんだろうと感じるので私は避けています。

共用のゴミ捨て場をチェックする

ゴミが散乱していれば、管理が行き届いてないですし、住人の環境も不安。それとは別に、朝8時までに出さないといけないとか、24時間OKとか、ゴミ捨てのルールも確認しておくと良いと思います。

張り紙や注意書きがないか

例えば共用部分に「夜は静かにしましょう」とか「ゴミ捨てのルールは守りましょう」とか、張り紙や注意書きがあれば、過去に問題があったってことが考えられます。そういう物件は住人トラブルが不安になります。


担当者に質問しておきたい事

空室期間はどれくらいなのか

あまりに空室期間が長い物件は不安かもしれませんが、そのおかげで家賃が安いってこともあります。むしろ、短い周期でコロコロと住人が入れ替わってるお部屋は、何かよくない理由がありそうで不安です。

どんな住人が住んでいるのか

例えば住人に学生が多いと、騒音に悩まされるリスクが高くなります。男性の入居者が多い物件だと、女性にとっては不安です。隣人の生活時間が自分と正反対だと、些細な音でも気になってしまうかもしれません。

あまりに突っ込んだ情報は教えてもらえないと思いますが、聞いておくにこしたことはありません。

お部屋の防音性

部屋の壁など防音性に関することは、素人では判断することが難しい部分です。実際にはどれくらい生活音が漏れるのか、騒音によるトラブルが過去にあったのかなど、担当者に聞いてみましょう。

エリアに関すること

スーパーやコンビニなど、近くにどんなお店があるのか。その地域の治安についても聞いておきます。

私は内見が終わった後や別に日にでも、教えてもらった情報をもとに、周辺環境を自分の足で歩いてみて確認するようにしています。

周辺環境に関しては、以下の記事にて紹介しています。

近くにどんなお店があると便利?お部屋探しは周辺環境にも気をつけよう!

2019年8月20日

ダメもとでも、聞けることは聞いておこう!

お部屋と全然関係ない、プライベートな質問はNGだにゃ。

私が内見だけで即日契約しない理由

私は物件を内見しても、その日の内に契約することはありません。理由は以下の通りです。

私が即日契約しない理由
  • 一度頭の中を整理して、ちゃんと考えてから契約したい。
  • 周辺環境(特にスーパーの質)を自分の足で確認しておきたい。
  • 余裕があれば、もう一度内見したい(別の時間帯で住人の生活音を確認するため)
  • 実際に駅まで歩いてみて、どれくらいかかるか、信号が多くないかチェックしたい。
  • 夜でも安全に部屋に帰れるように、周辺に街灯が設置してあるか確認したい。

よその不動産会社にお客を取られないように、即日契約を勧めてくることも多いです。たしかに、契約が遅れて別の人にお部屋を取られてしまうかもしれません。

でも私は、物件そのものよりも、住人や周辺環境、生活のしやすさが大事だと思っています。どんなに良いお部屋でも隣人が非常識だったら最悪ですし、毎日の生活に関わる部分の質にはこだわりたいところです。

飛び込みで内見したら、こうなった(体験談)


本当に軽い気持ちだった。


部屋を探すのは初めてではないし、適当に入った不動産屋でも良い物件は見つけられるだろう。


見た目は怪しいし、名前も聞いたことない。


(小汚い雑居ビルの4階で、確かサンポールみたいな名前の不動産屋だったと思う)


だけど、何事も見た目で判断してはいけないって、どっかの偉い人が言ってた。


そっと不動産屋の扉を開けると、先輩後輩みたいな2人の男が楽しそうにトークを繰り広げていた。


先輩風がハッとした表情で私に気づき、「いらっしゃーせー!」と言うと、


後輩君もつられるように、「いっさーせー!」と言った。


着てるスーツから誠実さは伝わってこず、360度どの角度から見てもチャラそうだった。


私の担当についたのは後輩君の方で、自らを「西山」と名乗った。


「あれだったら、ニッシーって呼んでも大丈夫っすよ」


西山は笑顔でそう言うが、「あれ」が何なのかわからないし、そもそも呼ぶわけがなかった。


初めに簡単なヒアリングで、こちらが希望する部屋の条件(最低限の条件)を伝えた。


家賃は45,000円以内、駅徒歩10分以内、2階以上の部屋、など。


西山は慣れない手つきでとパソコンとにらめっこして、2件の物件を提示してくれた。


(本当は3件ぐらい見たかったけど、夕方過ぎてたから諦めた)


間取り図だけじゃわからないので、とりあえず内見させてもらうことになった。


車での移動中、西山は自らの夢を語りはじめた。


内見1件目、控えめに言って微妙だった。


まず、物件に辿り着くまでの道に街灯が少なく、ちょっと危ない雰囲気。


部屋は思ってたより狭く、収納スペースもほとんど無かった。


「僕的にはアリっすね」と西山は自信満々に言う。


私は「とりあえず、次の物件を見せてください」とお願いした。


内見2件目は、1件目より微妙だった。


まず、入った瞬間のエントランスが汚い。


部屋は1件目とあまり変わらない感じ。


だけど、何よりうるさい。ガヤガヤと楽しそうな学生風の声が聞こえてくる。


「このマンションって、学生さんとか多いんですか?」と、私が聞くと


「間違いないっす!人気物件なんで今がチャンスです!」


西山は笑顔で答えた。


これは無理だな。良い部屋が見つかりそうな気がしない。


私が浮かない表情をしていると、ついに西山が動いた。


「実はもう1件、紹介したい物件があるんです」


なるほど、そうきたか。私は思った。


知っている。よく使われる営業テクニックだ。


1件目・2件目に、あえて微妙な物件を紹介することで、


3件目の物件がより素晴らしく見えるという手法。


少なくとも、1件目・2件目より、良い部屋を紹介してくるのは間違いない。


見せてもらおうじゃないか、サンポール西山の本気というやつを。


本命の3件目、申し分なく綺麗な外観のマンションだった。


希望の条件には入れていない、オートロックまで完備されている。


共用部分にもゴミ一つなく、管理も行き届いている感じ。


部屋の広さも十分で、収納スペースもある。素晴らしい。


やればできるじゃない。と私は思った。


西山は「せやろ?」って顔でこちらを見た。


とりあえず私は、疑問に思ってることを話し始めた。


「ここは1階ですけど、2階以上のお部屋も空いてるんですよね?」


西山「空いてないですね」


「ここって、駅からどれくらいかかりますか?」


西山「だいたい20分くらいですかね」


「ちなみにここ、お家賃はいくらなんですかね?」


西山「68,000円ですね」


おお、私の希望した条件が一つも入ってない!


「決めちゃいますか?」


西山は言ったが、


私は静かに首を横に振った。


数日後、ちゃんと予約を入れて、その地域では有名な(評判もいい)不動産屋に行った。


そして、希望する条件に合った物件を無事に紹介してもらうことができた。


何よりその不動産屋は、


対応が丁寧!担当者に清潔感がある!無理に契約を勧めてこない!


最初っから、そうしとけって話かもしれないけど、


サンポール西山の後だったから、めっちゃ良く思えたってのもあるかもしれない。


私が得た教訓。内見は不動産選びが大事。飛び込みはギャンブル。